ローズヒップ rosehip
●学名:Rosa canina
●科名:バラ科
ローズヒップは、ワイルドドッグローズからとれる実です。
ビタミンA,B群,C,D,E,K,Pなどを多く含めため、「ビタミンの爆弾」とも呼ばれています。
とくにビタミンCは、レモンの約10倍~20倍含まれているといわれています。
ビタミンCの吸収率を高めるバイオフラボノイドも20%含まれています。
バイオフラボノイドとは、ビタミンPとも呼ばれているフラボノイドの一種で、ヘスペリジン、ルチン、ケルセチンなどの成分もバイオフラボノイドに属します。
本来は熱に弱い性質を持つビタミンCですが、バイオフラボノイドには、ビタミンCを壊れにくくする作用があるため、ローズヒップのビタミンCは酸化されにくく、熱に強い性質を持ち、体内でより効果的に吸収されます。
他にも、赤色のカロテノイドであるリコピン、ミネラル類、β-カロテン(トマトの約20倍)、食物繊維、カルシウム(牛乳の約9倍)、鉄分(ほうれん草の約2倍)など栄養素を多く含みます。
炎症促進酵素シクロオキシゲナーゼの働きを和らげる作用が知られていて、抗炎症作用も期待されています。
ローズヒップの種子にはポリフェノールの一種であるティリロサイドが含まれています。
ティリロサイドには、ミトコンドリア内で脂肪燃焼を促進する作用があることが確認されていますので、脂肪の燃焼効果も期待されています。
●お茶に使う部分:果実
●主な薬理作用
利尿、緩下、収斂、保湿、抗酸化作用、抗炎症作用、美白効果
●主な使用例
・免疫力を高める
疲れたとき、風邪や貧血の予防、目の疲れの緩和にも期待できます。
精神的な疲労(ストレス)を回復し、精神を安定させることができると期待されています。
・美肌、美白
ローズヒップに含まれる豊富なビタミンCは、肌に美しさを与えるといわれています。
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つため、体内に過剰に発生した活性酸素を除去する働きがあります。
紫外線が気になるときに、メラニン色素の生成を防いで、シミを予防することを期待できます。
毛細血管を丈夫にしてコラーゲンの生成にも関わりますので、肌の弾力を保つように働きかけます。
肌の新陳代謝を促し、美白、美白、老化防止に期待できます。
タバコやアルコールを好む人には活性酸素の除去として期待ができます。
・ホルモンバランス、便秘
妊娠中に便秘で悩む人は、お茶を入れた後の実も食べて、食物繊維や栄養素を丸ごと接種すると良いとされます。
妊娠中の栄養補給にも期待できます。
ホルモンバランスを整え、免疫力向上にも期待ができます。
ペクチンやフラボノイドが含まれていますので、便秘防止や利尿作用も期待ができます。
・関節炎の症状の緩和
変形性関節症による関節痛を緩和する効果が報告されています。
これはローズヒップのもつ高い抗酸化作用と抗炎症作用によります。
※お茶を入れた後の実には栄養素が多く残りますので、余すことなく丸ごと食べましょう。
●香りと味
フルーティーで甘い香りです。
ほどよい酸味があります。
●飲み方
スプーンの背や手で砕いてから、シングルまたはブレンドで飲みます。
抽出時間は5~10分。
・作り方
①ティーポット、カップはあらかじめ湯で温めておきます。
②ティーポットにローズヒップの実(または粉末)をティースプーン1杯を入れ、上から熱湯を注ぎ、蓋をして5~分おきます。
③ティーポットを揺らしてお茶の濃度を均等にしてから、カップに最後の1滴まで注ぎます。
(最後の1滴には成分が濃く含まれます。)
一日3回程度、時間を空けて飲むようにします。
●注意点
緩下作用がありますので、長期、過剰に飲み続けると、下痢をすることがあるそうです。
お腹が弱い人は、注意が必要です。
●利用法
ジャムやお菓子の材料として使用されます。
ハーブ酒にします。
はちみつ漬けにして、ヨーグルトや他のハーブティー、料理に使用します。
販売されている物は、実のままの物、細かくカットされている物、パウダー状の物がありますので、使用方法やお好みに合わせて選ぶと良いと思います。
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