マンダリンのエピソード

マンダリン(果皮) mandarin

地中海沿岸で栽培されているマンダリンオレンジは、高さ1,5m~2,5mで、葉は緑色で光沢があり披針形です。
花は数が多く、白色で非常に強い香りです。
果実は分割されて果肉が多く、芳香があります。
1/4は薄い果皮に覆われています。
黄色っぽいオレンジの色から、成熟すると深いオレンジ色になります。
大きな科のミカン科に属し、非常に味および芳香が好評な柑橘類(ヘスペリジン=配糖体)を産出します。
インドと中国に向かうアジアの大きな山脈の南斜面を覆う森林には、野生のマンダリンの原種が現代でもまだ存在していて、木部は堅く、頑丈なトゲのある丈夫な木です。
ミカン属は、約16の木および常に緑色の低木の種で構成され、花は芳香があり、文節された果実は香りがよくビタミンCが豊富に含まれています。

●学名:Citrus reticulata (キトルス・レティクラタ)
●別名:C.nobilis(キトルス・ノビリス)
●英名:mandarin
●和名:温州蜜柑(うんしゅうみかん)

●語源
reticulataはラテン語。
reticulatus,a,um(reta「網」、-cul「縮小辞or指小辞」、-atus「過去分詞語尾」)「より小さい網の」の意。
マンダリ・ミカンの外皮の小網のような網目模様からきたと考えられます。
中国では、高級官吏(マンダリンと呼ばれていた)へ奉納する贈り物として、この甘く心地よい香りのする果実が用いられていたため、この果実にはマンダリンという名前がついたとされます。

●マンダリンの花言葉
オレンジというと、スイートオレンジのネーブルオレンジやバレンシアオレンジを指します。
ミカンというと、マンダリンオレンジから派生した栽培種の温州ミカンを指します。
オレンジ類の花言葉:「純粋」、「愛らしさ」、「結婚式の祝宴」
オレンジ類の実の花言葉は:「美しさ」、「優しさ」
オレンジ類の木の花言葉:「寛大」、「気前のよさ」

西洋の結婚式では、オレンジの花が花嫁の髪飾りに使用されることにちなみます。
オレンジの木にはたくさんの果実が実ることにちなみます。

●マンダリンの歴史
漢方で使われる陳皮はマンダリンの皮のことです。
精油の作用が穏やかであることから、フランスでは「子供のための精油」として知られています。
近縁種にタンジェリン〈学名〉C.veticulata var.tangerineがありますが、香りもよく似ているので間違えやすいです。

マンダリンの原産地はインドのアッサム地方で、これが交雑などで変化しながら世界各地に伝播したものと考えられています。
中国経由で日本に伝わったものから温州ミカン、一方中東を経て地中海沿岸に伝わったものから地中海マンダリン、クレメンティン(クレメンタイン)、モロッコからフロリダに伝わったものからダンシータンジェリンといった栽培種が発生しています。
タンジェリンはマンダリンよりも実が大きく味は薄いけれど香りは強いです。
またマンダリンダンマリンといった小型の亜種は南半球で生産されています。
マンダリンとタンジェリンは、植物学上は同一分類のCitrus reticulata種に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼びます。
ポンカンやデコポン(不知火)もreticulataの仲間です。

●マンダリンの利用方法
柑橘類の果実は食用となります。
果実の爽やかな香りと甘酸っぱい味が特徴です。
甘い種類は生食、ジュースや製菓材料として、酸味が強い種類は菓子のほか料理の酸味づけとして世界各地で広く利用されます。

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