オレンジ・ビターの精油

オレンジ・ビター(果皮)

親しみやすい柑橘類の香りを持ちますが、甘さの中に渋みを感じる深さがあります。

学名 Citrus aurantium ssp.amara
キトルス・アウランティウム アマラ
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
抽出方法 圧搾法
主な産地 コートジボワール、イタリア、チュニジア
主要有効成分 モノテルペン炭化水素類:d-リモネン 90~98%
その他の成分 モノテルペン炭化水素類:β-ミルセン
脂肪族アルデヒド類:オクタナール、デカナール(オレンジ・ビター特有の香りとなる重要な分子)
ラクトン類:フロクマリン類

禁忌事項:塗布した肌を4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにする。(フロクマリン類に光感作(光毒性)作用があるため)

*敏感肌の方は、刺激を強く感じることもあります。使用量に注意が必要です。
*開封後は半年を目安に使いきりましょう。
(柑橘系の精油は酸化しやすいため)

香りの分類 フルーティー調***** フローラル調** ハーバル調*
蒸散速度ランク トップノート(中)
相性の良い精油 柑橘系、プチグレン、ローズウッド、クラリセージ、ゼラニウム、ラベンダー、ローズマリー

●心への働き
ごく微量ですが、エステル類などの精神安定効果を高める成分が含まれているとされますので、その分オレンジ・スイートよりもリラックス効果や緊張や不安、ストレスの解消に期待できます。
抗鬱作用、鎮静作用の期待ができます。
不眠症の改善に役立ってくれます。

●からだへの働き
消化器系の働きを活発にするために期待ができます。
消化管の蠕動促進作用があると報告があります。
精神安定効果も期待できます。
安眠を促します。
血圧降下作用があると報告があります。
抗変異原性作用や抗がん作用(胃がんや肺がんなど)があると報告があります。
他にも鎮静効果、去痰作用、抗結石作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抹消血管収縮作用などの報告があります。

●肌への働き
脂性肌のお手入れに。(ニキビ)
禁忌事項:塗布した肌を4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにする。(フロクマリン類に光感作(光毒性)作用があるため)
上のような禁忌事項がありますので、必ず、夜のお手入れに使用しましょう。

●生活に
ごく微量ですが、エステル類などの精神安定効果を高める成分が含まれているとされますので、その分オレンジ・スイートよりも、主に空気清浄を目的とした室内散布など、殺菌作用なども期待して医療用にブレンドされることが多いようです。

フレグランスやフレーバーとして多く利用されます。

※オレンジ・ビターの木の特徴は部位によって全く異なる3つの芳香抽出部が採れます。
果皮を冷圧搾にて得られるオレンジ・ビターの精油は、リモネンを多量に含みます。
花を蒸留して得られるネロリと呼ばれる精油は、神経強壮作用を持つアルコール類を含みます。
葉から得られるプチグレンと呼ばれる精油は、痙攣を抑える作用を持つエステル類を豊富に含みます。
機能が全く異なるため、精油を採取する植物の器官を明確にしなくてはならないことがわかります。

オレンジのエピソード

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