８月の誕生石～富を引き寄せる～

８月の誕生石～ペリドット～

【Bizoux（ビズー）】

●別名：クリソライト、ペリドーテ、ペリドート

ペリドットは宝石の一種です。
カンラン石の中で、宝石として扱われるものがこう呼ばれます。
石鉄隕石の一種であるパラサイトの中に、まれに宝石質のカンラン石が混じっていることがあります。
隕石自体が珍しいものであり、その中でもまれにしか見られず、さらに生成の由来が所有者の夢をかきたてることもあり、大変高価です。
含有する鉄分の作用によって、緑色を示します。

●産地　セントジョンズ島（現在は採掘が禁止されています。）、アメリカ合衆国のハワイ、アリゾナ州、中国、ミャンマー等

●石言葉　夫婦の幸福、平和、安心、幸福

｢オリビン｣という石にとても似ています。
専門家でも、オリビンとペリドットの違いには意見が分かれるようです。
同じだと言う専門家もいれば、違うと言う専門家もいるようです。
オリビンのほうがオリーブ色に近く、ペリドットは緑が濃いと感じるようです。
オリビンはハワイで採れます。

●エネルギー：陰（ペリドット・オリビン）
●支配惑星：金星（ペリドット・オリビン）
今までは太陽と関係があるとされてきましたが、金星がより適切だと思われています。
（隕石の一種のため、古代の人々は、太陽が爆発して飛んできた石として、太陽の石と言って崇拝していました。）
●支配元素：土（オリビン・ペリドット）
●関連の深いメタル
ペリドット：ゴールド
オリビン　：ゴールド、ロードストーン
●パワー
ペリドット：守護、健康、富、安眠
オリビン　：金運、守護、恋愛、幸運

●おまじない（オリビン・ペリドット共通）
石の力を最大限に発揮させるために、かつてはペリドットをゴールドにはめ込んでいました。
ゴールドと組み合わせたアクセサリーを身に付けると、人生の先行きを明るくしてくれるとされていました。
高価ですが、上質な守護のアミュレットととして、負の魔術や邪眼から身を守ってくれるとされていました。
泥棒から家を守ってくれるともされていました。
オリビンは火山から生まれる石なので、守護の目的でも使われてきました。
負のエネルギーを、持ち主のところへ送り返すとされます。
緑のキャンドルをペリドット・オリビンで囲んで飾っておいたり、身に付けるとお金が舞い込んでくるとされます。
オリビンの砂は、ハワイのギフトショップで購入することができるそうです。
それをハーブの小袋（サシェ）に入れる、ポケットに入れる、デスクやキャッシュレジスターに入れると、金運のお守りになるそうです。
名刺を緑のプレートの上に置き、名刺が見えなくなるまでオリビンの砂か石をかけるのも良いとされます。
他にも、愛を引き寄せる石でもあります。
他の緑の石と同様に、幸運を引き寄せる石でもあります。

●歴史、用法
さまざまな用法の起源は、古代ローマまでさかのぼります。
ペリドットは一般的にな病気の治癒のために持ち歩いたり、身につけたりします。
ペリドットでできたコップや器でシロップ薬を飲むと効果が高まるといわれ、治療にも用いられたとする説もあるようです。
虫刺されなどを治し、肝臓病にも効くとされていたようです。
愛を引き寄せ、怒りを静めてくれるます。
神経を落ち着かせ、あらゆる負の感情を遠ざける効果があるとされました。
不安を抑えるので、身に付けてベッドに入ると安眠できるとされました。
古代ローマ人は、憂鬱を吹き飛ばすために、ペリドットの指輪を付けていたそうです。
緑の色合いをしているので、富を引き寄せるともされているようです。
夜間照明の下でも、昼間と変わらない緑色を維持することから、ローマ人からは｢夜会のエメラルド（イブニング・エメラルド）｣と呼ばれていました。

隕石の一種であるペリドットは、太陽のパワーを秘め、暗闇に光をもたらすとされていました。
太陽神を崇拝していた古代エジプトでは、暗闇を吹き払う護符として大切にされてきました。
ファラオの崇拝物にもなっていました。

ヨーロッパでは中世に十字軍が持ち帰ったことから、｢十字軍のエメラルド｣として、希望の石といわれてきました。

ハワイのオアフ島の岬は、ダイヤモンド・ヘッドと名付けられました。
これは、ペリドットの輝きにより、岬の突端がキラキラと美しい光を反射したからです。
このため、｢ハワイアン・ダイヤモンド｣とも呼ばれます。
｢女神ペレ｣の涙とされ、火の清めのパワーを持つと信じられていたそうです。

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