フランキンセンスの精油

フランキンセンス（乳香）

神に捧げられた崇高な芳香で、心と体と魂をひとつにするとされます。
分析不明な分子の多いフランキンセンスですが、精油全体のエネルギーを大切にして、嗅覚による精神面での作用に期待して使用されます。
瞑想にも最適で、集中力を高め、内面と向き合うきっかけとなります。
心を落ちつかせてくれる香りです。

学名	Boswellia carterii ﾎﾞｽｳｪﾘｱ・ｶﾙﾃｯﾘ
科名	カンラン科
抽出部位	樹脂
抽出方法	水蒸気蒸留法
主な産地	ソマリア、スペイン
主要有効成分	モノテルペン炭化水素類：α-ﾋﾟﾈﾝ　25~50%、ﾘﾓﾈﾝ　10~20%、β-ﾐﾙｾﾝ　4~10%、α-ﾂﾖﾈﾝ　tr.~20%、ｻﾋﾞﾈﾝ　2~10%
その他の成分	モノテルペン炭化水素類：ﾊﾟﾗｼﾒﾝ、β-ﾋﾟﾈﾝ、α-ﾌｪﾗﾝﾄﾞﾚﾝセスキテルペン炭化水素類：β-ｶﾘｵﾌｨﾚﾝ

香りの分類	ハーバル調**　スパイシー調*　バルサム調*　ウッディ調　フルーティ調*
蒸散速度ランク	ミドルノート（中）
相性の良い精油	柑橘系、シナモン、スパイス系、タラゴン、スパイクナード、ミルラ、ウィンターグリーン

●心への働き
森林の空気に多く含まれる、ピネンやリモネンなどのモノテルペン炭化水素類を多く含みますので、森林浴効果を期待することができます。
α-ピネンには脳血流を増大して、大脳活動を活性化する働きがあります。
低濃度では、ストレスによる精神的発汗（冷や汗）が減少して、末梢血管拡張作用によって、血流量が増加して、手先が温まったり、脈拍数が減少して安定することが確認されています。
また、交感神経の高ぶりを抑え、副交感神経の働きを活性化します。
α-ピネンには強壮作用がありますので、精神的、肉体的な衰弱に効果が期待できます。
特に、精神面での効果を期待して使用されることが多いです。
（神経性鬱病、鬱病、筋緊張異常、強迫観念・固定観念、神経性ショック、ストレス、不安症
喪、悲しみからの衰弱）

●からだへの働き
筋肉の裂傷
副鼻腔炎、カタル性気管支炎

●肌への働き
皮膚真菌症、爪真菌症
瘢痕形成（創傷）作用、創傷作用がありますので、傷や手荒れ、肌のお手入れにも期待ができます。

●お部屋で
精神高揚のために空気清浄として使用します。

フランキンセンスのエピソード

ハロウィンを楽しむ～アロマの香りで演出～

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