ペパーミント peppermint
甘さの中に清涼感を持つ、爽快感の代表的な香りです。
幅広くいろいろな事に使用できる精油です。
ウォーターミントとスペアミントの交雑種です。
100㎏のペパーミントから、1,8㍑ほどの精油が抽出されます。
収率は1,2~1,8%です。
学名 | Mentha × piperita メンタ・ピペリタ |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 全草(根以外) |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | フランス、インド |
主要有効成分 | モノテルペン炭化水素類:l-メントール 30~50% ケトン類:l-メントン 15~30% 酸化物類:1,8シネオール tr,~10% エステル類:酢酸メンチル tr,~10% |
その他の成分 | モノテルペン炭化水素類:β-ピネン、リモネン セスキテルペン炭化水素類:β-カリオフィレン モノテルペンアルコール類:ネオメントール ケトン類:イソメントン、プレゴン フラン環:メントフラン |
禁忌事項:乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しないようにしましょう。
(ケトン類、特にl-メントンを多く含み、神経毒性があるためです。
また、堕胎作用(流産惹起作用)があるためです。)
5才以下の乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者、高血圧症の人には使用しないようにしましょう。
(血圧上昇作用によって、マッサージや経口摂取後、血圧が急速に上がる可能性があるためです。)
冷却作用により、体温を下げるので、広範囲には使用しないようにしましょう。
(l-メントールを多く含むためです。)
注意事項:6才以下には用法用量を守って慎重に使用しましょう。
l-メントールは気管支レベルで痙攣作用を現しますので、3才以下の乳児には使用は避けたほうが良いとされます。
皮膚に対して原液を繰り返して使用すると、アレルギー体質や敏感肌の方は、局所的に誘発する可能性があるとされます。
植物油で希釈して(植物油70%:精油30%)慎重に使用しましょう。
妊産婦のつわりに対して、ペパーミントを口腔経路で使用するように推奨している本もありますが、妊産婦に対してに使用は必ず避けるようにしましょう。
妊産婦のケアに対して、確固たる立証がないともされますが、何かがあってからでは取り返しがつきません。
香りの分類 | ハーバル調***** ウッディ調*** グリーン調* |
蒸散速度ランク | ミドルノート(中) |
相性の良い精油 | ラベンダー類、ゼラニウム、オレガノ、マジョラム、ローズマリー類、ユーカリ類、柑橘系 |
●心への働き
興奮症(怒り)、神経痛、無気力症、強迫観念などへの期待ができます。
記憶力の低下や集中力が欲しいときにも期待ができます。
リフレッシュに適しています。
●からだへの働き
l-メントールの肝臓強壮作用、ケトン類の作用、l-メントンの固有作用である胆汁分泌促進作用により、消化促進作用、肝臓の疾患に対する期待ができます。
l-メントールの鎮痛作用により、神経痛、腰痛、頭痛の改善に期待ができます。
l-メントールとl-メントンは共に腸管運動を抑制します。
多量では中枢神経、特に延髄を麻痺させます。
濃度が低い場合(1%以下)の場合は、血管収縮効果があります。
濃度が高い場合は、血管拡張作用につながります。
頭痛や片頭痛、時差ぼけ、乗り物酔いなどにも期待ができます。
足の疲れや肩こり、関節炎、関節症、ぎっくり腰、リュウマチなどにも期待ができます。
足のむくみやだるさにも期待ができます。
●肌への働き
赤ら顔、アトピー性皮膚炎、かゆみなどに期待ができます。
帯状疱疹、ヘルペス、ウイルス性神経炎にも期待ができます。
●生活に
抗菌作用に優れていますので、梅雨時の衛生管理や消臭にも役立ちます。
●相乗効果が期待される精油
タラゴン:鎮痙攣作用
ラヴィンツァラ:抗ウイルス作用、抗カタル作用
タナセタム:鎮搔痒作用
タイム・ツヤノール:肝細胞再生作用
マジョラム・ウインター:抗菌作用
シナモン(樹皮):全般的な刺激作用
l-メントールは、抗静脈洞炎、気管支の粘液分泌、中枢神経刺激、中枢神経鎮静、痙攣抑制剤、発汗剤、反射刺激剤、胃痛鎮静剤、筋肉弛緩剤、冷却刺激剤など、さまざまなものに幅広く利用されています。
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