マジョラムのエピソード

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北アフリカ、地中海沿岸が原産地とされます。
Majolain des jardins あるいは Majolaine a coquilles とも呼ばれます。
スイートマジョラムとも呼ばれます。
地中海沿岸での栽培が盛んです。
多年草で、草丈は20~50㎝ほどです。
卵型のかわいらしい葉をしています。

マジョラムと、スペイン・マジョラムと呼ばれるタイム・マストキナ、それから、オレガノと呼ばれる Origanum vulgare(ワイルドマジョラムとも呼ばれます)は別のものです。
フェノール類の皮膚腐食性の危険のある強い成分を多量に含みますので注意が必要です。
ラテン語の学名を確認することが大切です。
Origanum属の中には30種類以上のマジョラムがあります。

●和名:マヨラナ

●別名:結び目のような球形の花芽がつくことから、「ノット」(結び目)状をしていることから、ノッテッドマジョラムとも呼ばれます。

●マジョラムの語源
古代ギリシャ語では、オロス・ガノス(oros ganos 山の喜び)と呼ばれていました。
Origanumは、ハッカ、orosは、山、ganosは、素敵なもの・喜び・誇り・輝き です。
夏のギリシャを訪れた旅人が、山いっぱいに香り高い野性のマジョラムが生えているのをみて、こう名付けたとされます。
ラテン語で「より大きい」という意味のmajorからくるという説もあり、「生命を長く延ばす、長寿を与えてくれる植物」という意味で、薬草として広く親しまれていたこに由来するとされます。

●花言葉;「恥じらい」「赤面」「常に幸福」
幸福をもたらすハーブとして信じられていて、花嫁の花冠として幸福を祈り、花嫁の初々しい姿から、このような花言葉がつけられたとされます。

●マジョラムの神
ローマ神話の愛と美の女神ビーナス、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテ

●マジョラムの歴史
歴史の古い植物で、紀元前2000年頃、ファラオ(古代エジプトの君主の称号)により、エジプトで栽培されていたとされます。
古代エジプトでは、マジョラムを死者の国にオシリスに捧げ、葬儀のハーブとして使用しました。
軟膏や医薬、媚薬、防腐剤として使用していました。
薬効もよく知られていたとされます。
ギリシャ神話では、マジョラムのスパイシーで甘い香りは、美と愛の女神ヴィーナス(アフロディーナ)に授けられたもので、幸運のシンボルとされていました。
古代ギリシャでは、解毒剤として使用されていました。
入浴後、マジョラムの精油で頭や髪をマッサージして、香りを楽しんでいました。
筋肉が痙攣を起こしたときに薬草として用いました。
消毒のために床にまいたりもしました。
故人の冥福を祈り、死装束(しにしょうぞく)の香りとして、それから、墓地にも植えられたそうです。
マジョラムが花を咲かせると、死者が永遠の幸福を謳歌していると信じられていたのです。

ヨーロッパには、中世になって伝わりました。
幸せをもたらすハーブとして、新婚夫婦の冠をつける習慣もあったとされます。
当時の貴婦人たちが、花束、匂い袋、手を洗う水にいれるために香料を求めました。
マジョラムの葉で、オーク材の家具や床をこすり、香り高いツヤ出し剤として使用しました。
雷がなりそうな日には、絞りたての牛乳のそばに置き、牛乳の味が悪くなるのを防ぎました。
薬効があることがわかると、マジョラム茶として、人々に親しまれて各国へと広まりました。

イギリスに伝わると、ホップが使われるようになるまでは、マジョラムがビールの苦味に使用されていました。

●パワー 「守護」、「愛情」、「幸福」、「健康」、「金運」

●おまじない(魔法)
愛のおまじないのほか、食べ物に加えると愛情を深めるとされました。
お守りとして持ち歩くようにしていました。
家のまわりに、また各部屋に少しずつ置いておきます。(月に一度新鮮なものに取り替えます。)
庭で育てると、悪霊から身を守る盾になってくれます。
マジョラムとスミレをブレンドしたものを、冬の間身に着けると、風邪を予防するお守りとなります。
気持ちが落ち込んでいる人へのプレゼンにすると、もらった人は幸せになれるといわれていました。
金運アップを願うミックスハーブやサシェにも使われていました。

●マジョラムの利用方法
乾燥させても香りが失われないので、部屋の芳香、コロンの香料、化粧水などにも使用されました。
花や葉、茎は、嗅ぎタバコに利用されました。
料理用のハーブとして親しまれ、パスタ料理、ソーセージ作りに利用されます。

マジョラムの精油

マジョラム~挿し木で育てました~

ハロウィンを楽しむ~アロマの香りで演出~

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