紫外線対策~日焼け止めを知る~

紫外線は、ビタミンD生合成に必要ではありますが、サンバーン(火傷の状態)、サンターン(黒くなる)などの急性状態や、発癌、光老化などの慢性障害、さらには免疫機能の抑制をもたらすとされます。
他にも、様々な光線過敏症を引き起こすとされます。
人は日焼けし傷ついた肌に対応する機構が備わっていて、傷ついた遺伝子は通常48時間ほどで修復されます。
修復される前にさらにダメージを負った場合にも、ヌクレオチド除去修復という強力な修復機構が作用して、細胞のがん化を防ぎます。
それでも修復できないほどの強い紫外線を浴びた場合や、長年にわたり大量の紫外線を浴び続けた場合に、遺伝子の中で、細胞が異形化して皮膚ガンの原因になるといわれています。

●紫外線の種類
紫外線は波長によってA,B,C紫外線に分かれます。

・短波長紫外線(UV-C,280nm未満)
物質の吸収が著しく大気を通過することができないため、そもそもは地球上には存在しません。
強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が最も強いです。
地球温暖化やハロン系物質によりオゾン層が破壊されると、地表に到達して、あらゆる生物相に著しい影響が出ることが懸念されています。

・中波長紫外線(UV-B,315~280nm)
表皮層に作用し、色素細胞がメラニンを生成し、防御反応を取ります。
これが日焼けです。
日焼けにより、それ以上の紫外線の皮膚組織への侵入を防ぎ、より深い皮膚組織へのダメージを軽減させようとします。
この分泌物は、人種によって異なります。
このことが、皮膚の色の違いによる人種の区別をもたらしています。
日焼けにより、ビタミンDを生成します。
照射後、数時間~24時間目に、皮膚に強い紅斑反応や水泡を作るサンバーン反応を起こします。

・長波長紫外線(UV-A,400~315nm)
地表に到達する紫外線の99%がUV-Aです。
冬季でも朝夕でもあまり減衰しせず、比較的多く降りそそいでいます。
雲やガラス、衣類も通り抜けてしまいます。
皮膚の奥深い真皮層にまで到達して作用し、たんぱく質を変性させダメージを与えます。
皮膚の弾性の元であるコラーゲンやエラスチンを作り出す繊維芽細胞に直接的にダメージを与え、老化を促進させます。
一度破壊された弾性繊維は回復しないとされます。
細胞の機能を活性化させます。
照射直後に、UV-Bによって生成された皮膚の既存のメラニンを酸化させ黒化させる反応を起こし、照射数日後に色素沈着を増強するので、サンターン領域の紫外線と呼ばれます。
日焼けサロンで照射されるのはUV-Aです。
UV-Aは、SPFテストで測定することができません。

C紫外線は、オゾン層によって反射し、地球上には到達しなかったのですが、近年オゾン層破壊によって、地球上に到達する状況も見られるとされます。
A、B紫外線は、皮膚表面で反射するため、全てが皮膚内に入るわけではありません。
美容の観点から特に注意するべきなのは、A紫外線です。
A紫外線は、光が真皮にまで到達します。
これを防御してくれるのが、メラニンです。

市販の日焼け止めローションやクリームなども、紫外線の進入を防ぐ効果を利用しています。
「SPF値」、「PA」とは、紫外線防御効果です。
SPF値は、SunProtection Factor の略です。
日焼けの原因であるUVBの遮断率を表しています。
SPF25の場合は、無対策の場合と比較して、紫外線が1/25になり、SPF100の場合は1/100になります。
通常、日焼けするまでの時間は、個人差はありますが、10~15分もあれば十分だとさます。
日焼け止めの目安は、20~25分です。

SPF1  20分(20分×1)
SPF10 200分
SPF20 400分

しかし、どんなに強いものでも2時間で塗り直したほうが良いともいわれています。

通常の紫外線吸収剤を配合した日焼け止めは、SPFが高くなるほど、肌に負担がかかり、乾燥してしまいます。
紫外線吸収剤は、熱を吸収することによって、肌を酸化させてしまうという作用があります。
そのため、紫外線吸収剤を含んだ製品を長い時間つけていることで、シミやシワを招く原因になり得ます。

ですから、日焼け止めは、完全に塗り直しをすることが望ましいとされます。
日焼け止めを塗り直すときには、全ての日焼け止めをいったんメイク落としで落としてからの塗り直しが必要ということになります。
しかし、全てのメイクを落としてこまめに塗り直すなんて、ムリですよね。
そういうときは、アイメイク以外の部分を落として、塗り直しが最適とされます。
でも、そんな時間はない!という人のほうが大部分だとおもいます。
そういうときにオススメなのが、粉おしろいの日焼け止めです。
そもそもメークの仕上げに乗せるだけなので、落ちやすい代わりに、塗り直しは非常に簡単です。

PAは、Protection Grade of UVA の略です。
UVAの遮断に対する効果を表しています。

PA+ 効果がある
PA++ 効果がかなりある
PA+++ 効果が非常にある
PA++++ 効果が極めて高い

UVAが数値で表現されないのは、UVAのブロック率を評価する良い分析法が存在しないからです。

●正しい日焼け止めの塗り方
化粧水、乳液などで保湿した後、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの順でメークします。

日焼け止めを塗るときって、とにかく両手でのばして、肌にすり込んでいますよね。
でもそれでは、のばしていること、ムラが出来てしまっているのだそうです。
それから、すり込んでいる行為も、ダメだそうで、紫外線予防のUVブロックは、表面をカバーするものなので、すり込んでしまうと、逆に落ちてしまうそうなんです。

日焼け止めを、額・両頬・鼻・顎の5点に置きます。
量は、500円玉くらいです。
一カ所から広げるのはなく、5点に置くことによって、ムラがないように全体的に均等に行き渡らせることができます。
5点置きにした日焼け止めを、指でのせるように優しく塗ります。
手でのばすよりも、時間はかかりますが、肌にのせて表層全体に分厚くのせることが重要なんだそうです。
日焼け止めは、すり込むのではなく、のせるということが重要なんだそうです。
美容液はすり込んで良いそうですが、ブロックするものに関しては、表層に均等に厚みを持たせて塗るということです。

●日焼け止めの危険性
日焼け止めは、大きく分けて2種類あります。

・紫外線吸収剤
紫外線を吸収して熱エネルギーに変えて放出し、紫外線が肌へ届かないようにします。
透明なタイプが多く、日焼け止め効果が高いのが特徴で、化学合成物でできています。
主成分であるオキシベンゾンは、アレルギー反応を起こしたり、ホルモン異常を起こす可能性が指摘されているそうです。
他にも、パラアミノ安息香酸やプソラレンは、皮膚ガンを引き起こす可能性が指摘されているそうです。

・紫外線散乱剤
酸化チタンを主成分として、紫外線を散乱させて肌への侵入を防ぎます。
酸化チタンは、人体への影響が小さいと考えられていましたが、大学で行われたマウスでの実験によると、子どもの脳や精巣に粒子がが入り込み、細胞死や生殖機能低下を引き起こすことがわかったそうです。
世界保健機構(WHO)でも、酸化チタンには発ガンの可能性があると指摘しているとされます。
他にも酸化亜鉛もよく使用されていますが、こちらも発ガン性が指摘されているとされます。

どのタイプの日焼け止めも、最近は超微粒子化されていて、肌の奥まで浸透しやすくなっています。
広範囲に塗ることによって、全身の皮膚から吸収します。
経皮吸収は、経口吸収以上に毒性が体に回りやすいため、注意が必要なのです。

「無添加」と記載されていても、発ガン性物質が含まれている製品は数多くあります。
英科学誌「ネイチャー」では、“日焼け止めは日焼けを防ぐことができても、皮膚ガンは防げない”と報告しているようです。

正しく知ると、日焼けをすれば、皮膚ガンの可能性があり、日焼け止めを塗っても皮膚ガンの可能性がある商品があるなんて、残念なことがわかりました。
現在では、効果は落ちるものの、有害な成分を使用していないものも出ているようです。
なるべく肌に負担がかからないように、SPF値は高くないものを選ぶか、長袖や日傘などで対策をするのが安心かもしれませんね。

hiyake

 

長時間外に出掛ける前には、抗酸化力の高い食べ物を食べるのが良いとされます。
紫外線を浴びることでできる活性酸素が肌を攻撃することで、シミやシワが出来やすくなってしまいます。
その活性酸素の働きを抑えてくれるのが、抗酸化物質なのです。
抗酸化力が一番高くて、なおかつ手軽に食べることができるのは、バナナだそうです。

なるべくなら、食べ物でも気をつけて、うっかり日焼けをしてしまっても、日焼け止めに頼らなくとも再生する肌を手に入れたいものですね。

 

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