ローズウッドの精油

ローズウッド

バラを連想させる甘い香りです。
非常に心地よい香りで、気持ちを明るくさせてくれます。
ローズの代用として重要とされます。
モノテルペンアルコール類のリナロールを主成分としている珍しい精油です。
優れた効果、高い安全性、手頃な価格であることからも、最も安心して使用できる精油といわれます。
細胞にも、遺伝子にも無害とされ、乳幼児から高齢者、妊産婦の方まで幅広く使用できます。
木部から抽出されますが、細かく粉砕した状態で蒸留すると収率があがります。
１００㎏のローズウッドから、１Lの精油が得られます。

学名	Aniba rosaeodora ｱﾆﾊﾞ・ﾛｻｴｵﾄﾞﾗ
科名	クスノキ科
抽出部位	木部
抽出方法	水蒸気蒸留法
主な産地	ブラジル
主要有効性成分	モノテルペンアルコール類：ﾘﾅﾛｰﾙ　80～90
その他の成分	モノテルペンアルコール類：α-ﾃﾙﾋﾟﾈｵｰﾙ酸化物類：cis-ﾘﾅﾛｰﾙｵｷｻｲﾄﾞ、trans-ﾘﾅﾛｰﾙｵｷｻｲﾄﾞ

ブラジル産のローズウッドはdl-体リナロールを含みます。

香りの分類	ハーバル調**　フローラル調*　グリーン調***　フルーティー調*　スパイシー調*　ウッディ調*
蒸散速度ランク	トップノート（高）
相性の良い精油	ローズ、ゼラニウム、ネロリ、エレミ、柑橘系

●心への働き
強壮作用、リラックス作用、鎮痛作用があり、神経性の鬱病、神経疲労、ストレス、不安症にも期待ができます。
気持ちを落ち着かせる作用があり、衰弱した神経を落ち着かせてくれます。
自分に価値がないという感情に対処できます。
自己を信頼する力と、正しいと思ったことは勇気をもって表現する力を与えてくれます。
子供の意欲を向上されるのに適しているとされます。
バラのような甘い香りは、気持ちを明るくさせてくれます。
催淫作用、性的強壮作用もあります。

●からだへの働き
抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用、免疫調整作用などのある、モノテルペンアルコール類を主成分とするので、各種感染に対する効果が期待できます。
テルピネオールには、抗アレルギー作用、抗腐敗作用、抗喘息作用、鎮咳作用、胆汁分泌促進作用、抗菌作用、去痰作用などがあります。
呼吸器系や、耳鼻咽喉系感染症や真菌症などに期待ができます。
泌尿器の感染症、婦人科の感染症にも期待ができ、座薬や膣剤としても使用ができます。

●肌への働き
皮膚組織再生作用、皮膚強壮作用、収斂作用などあり、アトピー性皮膚炎などや、シワや老化の防止など、様々し皮膚の改善に期待ができます。
抗真菌作用もあり、皮膚真菌症、水虫にも期待ができます。
妊娠線の予防にも期待ができます。

●お部屋で
ローズに似た甘い芳香を持ち、抗菌効果のある芳香剤をしても期待ができます。

●相乗効果が期待される精油
パルマローザ：抗真菌作用
ラヴィンツァラ：去痰作用、抗カタル作用
ラベンダー・アングスティフォリア：抗鬱作用
ユーカリ・ラディアタ：エネルギーを与える作用
ローレル：抗感染作用
ティートゥリー：抗感染作用