重曹ってスゴイんです!

重曹は手に入りやすいし、家中いろいろな使い方ができるし、何より安全なのが魅力ですね!
ナチュラルクリーニングとして、取り上げられることも多いですね。

でも、いったい重曹ってなんなの?って思いませんか?

●重曹とは(炭化水素ナトリウム)
ふくらし粉やこんにゃくの凝固剤、胃薬の成分として重宝されているものです。

・加熱すると水と二酸化炭素に分解され炭酸ガスを発生します。
・弱アルカリ性です。
・人体に無害な物質です。
・粒子が細かく、水に溶けやすい性質があります。
・常温で安定し、長期保存が可能です。

●重曹が得意なこと
・油脂をある程度乳化することができます。
・たんぱく質をある程度分解することができます。

●重曹で出来ること
・粒子が細かいのでクレンザーとして使えます。
(鍋やシンク磨き、コーヒー・紅茶のシミ、茶渋、タバコのヤニに重曹をこすりつけて磨きます。)
・酸性物質の臭いを中和して消します。
(冷蔵庫、生ゴミ、靴箱、タンス、排水溝)
脱臭効果は約2カ月。その後は掃除用に使えます。
頑固な汚れや臭いの場合は、炭酸ソーダや過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)が向いています。
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・鍋の焦げ付きに役立ちます。
(重曹と水を鍋に入れて熱すると二酸化炭素の泡が発生します。その際にこげを浮かせます。)
*アルミ製の物はアルカリ性の重曹を使うと黒ずみます。
・食材を膨張させる
(ふくらし粉として使えますが、食用の重曹に限ります。)
・銀製品のくもりをとり、輝きを戻します。
・まな板に重曹をふりかけて臭いをとります。
・魚焼きグリルに、水の代わりに重曹を敷き詰めて臭いを抑えます。
・お肉を柔らかくします。
・野菜の発色を良くします。
・排水溝のぬめり、脱臭(コップ一杯の重曹を排水溝に入れて熱いお湯を流します。)
・農薬、ワックスの除去(完全かどうかは不明のようです。)
・ペットの臭い取りや、ドライシャンプーとして使えます。
(重曹には塩分が含まれますので、腎臓機能の低下しやすいネコのケアはできません。)
・入浴剤として使えます。
(血管を拡張して血行を促進すると期待されます。)
・歯磨きや、ホワイトニング(週3回くらいまでにします。)、口臭予防、虫歯予防としてうがいに使用します。
(口をすすがないのが歯の再石灰化を促すことにつながるようです。)

●重曹の苦手なこと
弱アルカリ性のため、油脂を乳化したり、たんぱく質を分解したりする力もあまり強くありません。
水にやや溶けにくいので溶かして使うのも苦手分野です。
・洗濯には向きません。
・キッチンのギトギトの油汚れも苦手です。
(軽い汚れの場合は、重曹をふりかけてこすると取れますが、あまり水を使わないようにします。)
・白くてカチカチの水垢汚れも苦手です。
(酸の得意分野なので、クエン酸や酢が向いています。)
・トイレのアンモニア臭など、アルカリ性の臭いも苦手です。
(重曹はアルカリ性なので、中和できないので、これもクエン酸や酢が向いています。)

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●注意すること
・弱アルカリ性なので肌に刺激は強くはありませんが、使い続けるとたんぱく質を分解して、肌荒れにつながる可能性があります。
敏感肌や乳幼児には注意が必要です。(ゴム手袋をすると安心です。)
・漆器やプラスチックなどの柔らかい素材は傷つくこともあるので避けましょう。
・食する場合、1日5gくらいが良いとされます。
・食用と掃除用がありますので、食用のものが口に入れてもいいものですから選ぶならば安心です。
・湿気があると固まってしまうことがあるので、キチンと蓋をして保管します。



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