コリアンダーのエピソード

●コリアンダーの和名は「コエンドロ」

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●別名は「コウサイ」「カメムシソウ」チャイニーズパセリとも呼ばれます。
中国語ではシャンツァイチャイ(香菜)、タイ語ではパクチーと言います。
学名の “Coriandrum” は、南京虫 “koris” +アニスの種子 ”Annon” を意味するラテン語に由来しています。

●コリアンダーの花言葉は「隠れた美点」「隠れた長所」

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非常にクセのある香りを持つハーブです。
アジア料理には欠かせないハーブです。
種子から採れる精油は、スパイス系では珍しくクセのない甘い香りがします。

●コリアンダーの歴史
3000年以上にわたって、薬用や食事として栽培されてきたハーブです。

聖書でも神から与えられた食物「マナ」が、コリアンダーの種子に例えられているとされます。

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古代エジプトの「パピルス」「千夜一夜物語」にも登場します。
古代エジプト人は、気分を高揚させる軽い麻酔作用があるとされ、催淫作用を促す「幸福をもたらすスパイス」と考えていたとされます。
紀元前13世紀のラムセス2世の墓からは、副葬品として多くのコリアンダーの種子が見つかったそうです。

古代ギリシャやローマでは、薬草やワインの香り付けとして使われていました。
古代ローマでは、クミンや酢と混ぜて保存料を作り、肉にすり込んで使っていたようです。

古代インドのサンスクリット語の書物にも登場します。
インドでは、肉の腐敗を防いだり、スパイスや安眠剤、便秘、分娩を助けるのに使われていました。

中国では、消化促進や消化器系のトラブルに生薬として使われていました。

●パワー 「愛情」、「健康」、「治癒・治療」

●おまじない(魔法)
コリアンダーは、昔から恋愛のサシェやおまじないに使われていました。
パウダー状にした種子をホットワインに加えると、効き目のある精力剤ができるとされます。
種子は、頭痛を和らげるために使われていました。
妊婦がコリアンダーを食べると、頭の良い子が生まれるといわれていました。

●コリアンダーの利用方法
コリアンダーの精油は、石鹸や化粧品、香水やタバコの風味付け、薬草系リキュール類のシャルトルーズやベネディクティン(ベネディクティーヌ)などの香り付けとして使用されます。
ヨーロッパでは、自家製ピクルスの風味付けに種を加えたり、ビスケットにすり潰した種を入れて香りを楽しみます。
他にも、クッキーやパン、チョコレート、カスタードなどのお菓子にも合います。
種をすり潰したスパイスでカレーとしておなじみです。

葉や茎は、スープやお粥、飾り付けや、タレの中に入れて食べたりします。
カレーに入れる「チャツネ」はコリアンダーの葉が使われています。

葉と種が全く風味が違うため、料理や使い方が違ってきます。

幸運の香り

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コリアンダーの画像は植物園の青木繁伸さんの撮影写真を使わせていただきました。

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