セロリのエピソード

DSC_1168
●セロリの和名は「オランダミツバ」
●別名は「清正人参」
「キンサイ」は、スープセロリと呼ばれます。

●セロリの花言葉は「真実の愛」「会える幸せ」

独特のすっきりとした香りには鎮静作用があると言われています。
煮込み料理の香り付けには欠かせないハーブの一つとしてブーケガルニにしてよく使われます。
種はセロリシードの名で、肉料理や煮物などのスパイスになります。

●セロリの歴史

古代ギリシャや古代ローマでは、整調や強精のための薬草や香料として利用されていました。
葬儀に際して遺体の臭い消しや魔除けなどに使用しました。
古代ギリシャでは、芳香が魔除けになるとして、祭りの日に部屋をセロリで飾ったとされます。
ヘラクレスのライオン退治(獅子座の神話)から、勇者の証として競技祭の際にセロリの王冠を授与していたそうです。
セロリを編んだ冠を頭にかぶると、二日酔いが治ると信じられていたそうです。

古代エジプト人ローマ人は、セロリを哀しみと死を象徴するものとしていたそうです。
ラテン語でgraveolensは、厳粛さ、重さを意味します。(セロリの学名はApium graveolens)

強い芳香が死体の悪臭を取り除くとして、葬礼用に、ミイラの首飾りとして使われていたそうです。

16世紀は薬用として、17世紀に入ってから、イタリアで食用として使われるようになりました。

ヨーロッパでは、精神安定剤に使われていたとされます。
中国の漢方でも、神経を静める薬として使われていたそうです。

19世紀には、リウマチの治療薬としても用いられていたそうです。
英国薬草薬局方では、鬱症状を伴うリューマチ性関節炎の治療薬とされています。

日本では、文禄・慶長の役(1592~1598年)に、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったという説があります。
江戸時代の「本朝通鑑」に「清正人参」の名で登場します。
1800年頃、オランダ船により運ばれましたが、独特の強い香りのために普及しませんでした。
のちに幕末や明治時代にも栽培されますが、香りが強すぎて受け入れられなかったようです。
戦後、食生活が洋風化してから、盛んに栽培されるようになりました。
昭和50年代頃から一般的になります。
現在出回っているものは、香りの比較的弱いアメリカの品種です。
輸入品は、検疫のため葉より上部は切り落とされ、茎より下の部分のみですから、輸入品の見分け方がわかりやすくなっています。

●パワー
「精神力」、「欲望」、「超能力」

●おまじない(魔法)
種子を噛むと、集中力が高まるとされます。
眠りを誘うおまじないの枕に使われます。
オリス根と一緒にセロリの種子を燃やすと、超能力が高まるとされます。
セロリの茎は、種子と同じように食べると性欲が湧くといわれます。
魔女はほうきに乗って空を飛ぶ前に、目がまわって空から落ちないように、セロリを食べていたとされています。

●セロリの利用方法

現在では、強壮剤や鎮静剤、駆風剤に用いられています。
石鹸や洗剤、化粧品、香水の香料などにも使われます。
男性ホルモン(アンドステロン)を活性化させたり、食欲増進にもつながるとされているようです。

漬物、佃煮、スープ、シチューなどの肉料理の香味野菜として使用されます。
スープセロリは、炒め物にも使われます。
セロリシードと塩を混ぜた「セロリソルト」は香辛料として使用されます。

セロリの精油

簡単!手作り美白パック

プラナロム/PRANAROM 精油/プラナロム セロリ エッセンシャルオイル【プラナロム 精油 送料無料】

価格:6,048円
(2018/2/25 22:15時点)
感想(4件)

野菜の苗 セロリー 【トップセラー】

価格:150円
(2018/2/25 22:17時点)
感想(6件)

ハーブ苗 スープセロリ

価格:270円
(2018/2/25 22:18時点)
感想(4件)

〈スポンサーリンク〉



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする