感染症~精油の芳香分子の選び方~

感染症とは、環境中に存在する病原体の微生物が、人の体内に侵入することによって引き起こす疾患のことをいいます。
身の回りには、常に目に見えない多くの微生物が存在しています。
その中で、感染症を引き起こす微生物を、病原体といいます。
寄生虫によって起こるものも、感染症の一つです。

身近な感染症では、風邪やインフルエンザ、皮膚真菌症などがあります。

細菌・真菌・ウイルスの多くは、普段肉眼で見ることができないほど小さな生物なので、総称して、微生物を呼ばれることもあります。

●微生物の特性

細菌 原核細胞。大きさ:0,5μm
最も原始的な単細胞生物。
自分で栄養分を取り入れて増えることのできる最小の単細胞。
(他の生物に寄生することなく、二分裂してどんどん増殖。)
バクテリアともいう。
例:黄色ブトウ球菌。大腸菌、赤痢菌、コレラ菌など。
真菌 真核生物。
大きさ:酵母5~10μm、菌糸25μm以下
カビ(糸状菌)、酵母、キノコの総称。
カビ類は分岐した菌糸(細長い糸状の細胞)から構成され、胞子によって増殖。
例:皮膚糸状菌(白癬菌など)、ペニシリウムなど。
ウイルス 微生物の中では最も小さい。
大きさ:0,02~0,3μm
自分で増えることができない。
生きた細胞に寄生して、その細胞の代謝系を利用して必要なものを作りだし、増殖する。
生細胞内でのみ増殖可能で、単独では増殖できない。
非生命体と称される。
例:インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、コロナウイルスなど。
原性動物
(原虫)
単細胞の動物。
大きさ:5~50μm
自由に動き回って細菌などの微生物を捕まえて食べる。
微生物の中では最も大きく、なかには肉眼で見えるものもある。
例:マラリア、アメーバ赤痢

●主な感染経路

・経口感染
病原微生物に汚染された植物や飲料水などを経口摂取することによって感染が成立します。
コレラや赤痢などが知られています。
ハエ、ゴキブリ、ネズミなどを媒介にすることもありますが、調理者の手の汚染による場合も多く、料理の際は特に手洗い、消毒をすることが大切です。
海外旅行などでは、排出された病原体が飲料水に侵入していることもあるため、飲料水に気をつけるように指示があります。

・経気道感染(飛沫・飛沫核)
患者の呼気や咳、病原微生物の付着したホコリを吸い込み、呼吸器系から感染することです。
コロナウイルスやライノウイルスなど、風邪の原因菌や、インフルエンザウイルスが知られています。
このため、うがいや鼻腔内の洗浄が有効であるといわれます。

・経皮・粘膜感染
患者が持っている菌が直接的または間接的に、皮膚や粘膜を介して侵入し、感染します。
傷からの化膿、蚊による感染、狂犬病などの皮膚からの感染、呼吸器、消化器、眼、泌尿生殖器などによる粘膜からの感染などがあります。
ブトウ球菌などの食中毒菌も、よく知られています。
食事前に手を洗うように指導されるのはこのためです。

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精油には、こういった感染症に有用性のあるものが数多くあります。
微生物に有効に働く精油、呼吸器系に有効に働く精油、免疫系を刺激する精油、感染を防ぐ精油などです。

精油の作用としてよくあるのが、
・抗菌作用:細菌による感染を抑制する作用
・抗真菌作用:真菌(カビ)による感染を抑制する作用
・抗ウイルス作用:ウイルスに対しての感染を抑制する作用
・抗感染作用:細菌、真菌、ウイルスからの感染を抑制する作用
他にも、殺菌作用、殺真菌作用、殺ウイルス作用などがあります。

精油には、たくさんの作用がありますし、芳香分子も難しいですよね。
使い方が分からない精油でも、分析表を見て、芳香分子が解れば、どういう作用も持っているのかがわかります。
感染症の予防や改善のために、どの芳香分子を選べば良いのかを知っておくと便利ですね。

●抗菌作用の強い芳香分子
・フェノール類:カルバクロール、チモール、オイゲノールなど
・モノテルペンアルコール類:ゲラニオール、リナロール、ツヤノール、テルピネオール、メントールなど
・芳香族アルデヒド類:ケイ皮アルデヒドなど
その他にも、モノテルペン炭化水素類、テルペン系アルデヒド類、フェノールメチルエーテル類、酸化物類などがあります。

●抗真菌作用のある芳香分子
・フェノール類
・モノテルペンアルコール類
・芳香族アルデヒド類
その他にも、テルペン系アルデヒド類、フェノールメチルエーテル類などがあります。

●抗ウイルス作用のある芳香分子
・フェノール類
・モノテルペンアルコール類
・芳香族アルデヒド類
・モノテルペン炭化水素
・酸化物類
その他にも、ラクトン類、フェノールメチルエーテル類、テルペン系アルデヒド類などがあります。

 

風邪とインフルエンザを知る~予防するために~

クエン酸+アロマで靴のカビ対策~水虫予防~

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クエン酸+アロマで靴のカビ対策~水虫予防~

冬場のブーツの中、女性の方は特に気になるのではないでしょうか。
男性の方も、外を歩き回る営業職の方など、靴の中が気になるのではないでしょうか。
冬場でも、足は1日にコップ一杯以上の汗をかくといわれます。

汗自体は無臭ですが、汗に含まれる成分が、皮膚にいる常在菌に分解され、悪臭の原因となる脂肪酸を作り出すことで臭いが発生します。

嗅覚は、感覚として強く感じるか、弱く感じるかという違いを区別する「弁別閾」が悪く、判別性が悪い、原始的感覚といわれますが、それでも微量でも足の臭いは鼻につきます。
感度が比較的悪い人にでも、感じやすい悪臭ということです。

6月に急上するカビが繁殖しやすい場所第3位は、靴の中なんだそうです。
梅雨の時期には特に注意のやっかいなカビですが、白癬菌が繁殖している可能性があります。
白癬菌は、足に繁殖すると水虫になります。
この菌は体温に近い35℃くらいで湿度100%になると、足の角質層の中に菌糸を広げて住み込み正着してしまいます。
角質がポロッと落ちれば、どんどん広がっていきます。
靴の中で白癬菌が繁殖する理由は、湿度は高いし、靴の中はカビにとって最高の生活環境だからです。

大勢の人が裸足でウロウロする場所を歩くと移りやすくなります。
サウナやプールなどもそうです。
白癬菌が皮膚の中に侵入し、感染が成立するまでに、最低24時間かかるとされます。
24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を防ぐことができます。
女性は、お風呂のケアとして、軽石などで角質を削ったりする場合が多いと思いますが、皮膚が薄くなり、傷つきやすくなるため、さらに菌は入りやすくなります。
このように、ゴシゴシ洗いで、皮膚が傷ついて、傷口がある場合は、12時間で感染をするというデータもあるようです。
同居人に白癬菌を持っている人がいる場合は、常に菌にさらされていて感染のリスクが高い状態にありますので、角質を傷つけないように、優しく洗うことが大切です。

臭いとカビの量も、ほぼ比例するそうです。

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●靴の中で白癬菌を繁殖させない対処法
2日連続で同じ靴を履かないことが原則です。
1日履いたら、風通しの良いところで休ませます。
履いた靴に新聞紙を入れておくと、吸水作用が非常に強いので効果的です。

水虫にならないためにも、靴の中の乾燥を心がけましょう。

自分のサイズに合っていない大きめの靴を履くのも良くないそうです。
これは、靴の中の空気の流れが関係してます。
大きめの靴は、指先で空気が滞留します。
ぴったりサイズの靴では、ポンプ作用により靴の中の空気の流れができ、つま先から履き口までの空気が循環します。

皮膚の常在菌は、酸性にとても弱く、お酢やクエン酸などで死滅します。
そこで、水虫予防や足の消臭に期待されている、クエン酸とレモンの精油を使った消臭スプレーを作ります。
靴を脱いだ後にひと吹きしたり、靴下やストッキングの上から、臭いが気になるときに使用できます。
クエン酸ってスゴいんです!

クエン酸がない場合は、お酢でも代用できます。
お酢を2~3倍の水で薄めます。
ホコリの掃除~アロマ+ビネガースプレー~

●材料
・クエン酸小さじ1
・無水エタノール20ml
・水180ml
・あれば精油 レモン精油 10滴
(お好みで精油をブレンドしても。
ティートゥリーコリアンダーペパーミントユーカリ・レモン、ブラックスプルースなどおすすめです。)

●作り方
①無水エタノールに精油を混ぜます。
②水にクエン酸を混ぜ、①を加えてよく混ぜます。
(精油は水に溶けにくいので、はじめにエタノールに混ぜておきます。)
使用するときには、よく振って使用しましょう。

汗と一緒に流れ落ちた角質が細菌によって分解されると、あのイヤな臭いが発生します。
足が蒸れた状態になると、皮膚の角質はどんどん脱落して、細菌による角質の分解も進みやすく、臭いが強くなります。

角質のケアのためと、水虫予防のために、お風呂上がりや、靴下やストッキングなどを履く前に
アロエとアロマで潤い補給~冬の乾燥肌対策~
で作ったアロエローションの原液を使用します。
かかとや膝や肘などのガサガサした皮膚の厚い部分なら、原液での使用でも大丈夫ですが、べとつきが気になったり、強く感じる場合は、原液を薄めたアロエローションを使用します。
そこに、抗真菌作用のある精油を2~3種類ほど選び、5滴ほど入れて、水虫予防をします。
ティートゥリーレモンゼラニウム・エジプトラベンダー・アングスティフォリアラベンダー・スピカローレルパルマローザローズウッド、クローブ、オレガノなどがおすすめです。

もうすでに、水虫かも!?という場合は、濃度を濃くして(植物オイル3mlに対して精油5ml)、植物オイルや中性ジェルなどに混ぜ、1日に2~3回塗布します。
でも、自己判断をしないで、皮膚科で診てもらいましょう!

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家の中でカビの発生しやすい場所第2位
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家の中でカビの発生しやすい場所第4位
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風邪とインフルエンザを知る~予防するために~

この時期は、風邪もインフルエンザの流行もピークに達する時期ですね。
今年は特に、気温差が激しくて、なおさらです。

●風邪とインフルエンザの違い
風邪もインフルエンザも、呼吸器系におこる急性の炎症の総称ですが、区別して認識されます。
風邪とインフルエンザを合わせて、風邪症候群という言い方もあるようです。

風邪症候群 病原微生物 主な症状 感染性
風邪
(普通感冒)
ライノウィルス
アデノウイルス
コロナウィルスなど
鼻や喉の症状、微熱
初期症状:くしゃみ、鼻水他
弱い
インフルエンザ
(流行性感冒)
インフルエンザウイルス 強い全身症状、高熱
初期症状:強い悪寒、頭痛他
 強い

●ウイルスの侵入を防ぐための体の働き
風邪は、特定のウイルスによるものではなく、熱がでるか、症状も、そのウイルスによって様々です。
90%はウイルスの感染で、10%は菌の感染によります。
風邪のウイルスの種類は多く、変異することで耐性ができ、抗生物質を処方しても、ほとんど無効なことが現況となっています。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引きおこされる感染症で、高熱を伴います。
インフルエンザの特徴は、風邪と比べて突然高熱がでることです。

風邪やインフルエンザの最も増殖しやすい場所は、鼻から喉にかけての上気道です。
喉の細胞の中に入ったウイルスが増殖することによって、症状がでます。
鼻腔から気管支に至る呼吸器の表面は、下界からの異物の侵入を防ぐために、隙間なく粘膜に覆われています。
さらに、鼻腔や咽頭では、モップのような形をした「繊毛(せんもう)」が、チリやホコリ、雑菌、ウイルスを外へはき出すように、絶えず動いています。
そして、鼻や喉に違和感があれば、原因となる異物を、くしゃみや咳で吹き飛ばしたり、鼻水や痰で排出することもあります。
粘液で覆われている繊毛に、ウイルスなどをひっつけて、そのウイルスなどを粘液でくるみ、形として外に出たものが、痰です。
しかし、乾燥して粘液が蒸発してしまうと、外から入ってきたウイルスや菌が、細胞に入り込みます。
喉の細胞の中で、ウイルスが増えて、風邪やインフルエンザにかかってしまいます。
ですから、喉を湿らすことが大切なのです。
ちなみに痰は、飲み込んでしまっても、胃の中の胃酸で消化して、ウイルスを殺してしまいます。

●体はどのように反応するのか
病原体によって、痛めつけられた細胞は、ホルモンに似た化学物質を分泌することで、SOSを発信し、病原体と闘って、自己を防衛しようとする免疫反応をおこします。
鼻水や熱が出るのは、ウイルスと闘う体の免疫をパワーアップさせるためです。
体が、自分自身の体を守るための、防衛反応といえます。
免疫とは、外から入ってきた異物を排除する働きをいいます。
これを行うのが白血球です。
白血球が、体の中をパトロールしているのです。

鼻の中をパトロール中に、異物(ウイルス)を発見すると、ヒスタミンを分泌します。
すると、血液にのって、ヒスタミンが脳に届き、もっと鼻水を出すように指令を出します。
鼻水は、鼻の中にある血液中の水分がしみ出たものです。
鼻の中で、鼻水が常にあると、粘膜がふやけて、鼻づまりになります。

熱が出るのも、免疫反応です。
白血球が体の中をパトロール中に、ウイルスを見つけると、ウイルスを食べます。(好中球、マクロファージ)
ウイルスの情報を知らせます。(T細胞に抗原提示をします。)
抗原提示を受けると、サイトカイン(リンフォファイン)と呼ばれる化学物質を出します。
サイトカインが体中の体温を上げるように脳に伝えます。
体温が上がると、白血球の働きがパワーアップします。
ウイルスは、40℃以上になると死んでくれます。
そのために、人間の体は、なるべく高い温度になろうとして熱を出すのです。
熱は、体の皮膚から熱が出るのを防ぎます。
皮膚の下に走っている血管を細くして、血液の流れを少なくします。
それから、汗は熱を逃がす働きをしますので、汗を出す汗腺も閉めて細くして、汗を減らします。
血管や汗腺を細くして、皮膚から逃げていく温度をなるべく閉じ込めて保温します。
他には、筋肉を震わせます。
熱を最初に作るのは筋肉です。
寒くなったときには、ブルブル震えがきます。
これは、体が自然に筋肉を動かして、体温を上げようとしているのです。

風邪に比べて、インフルエンザは突然高熱がでます。
それは、ウイルス自身の増殖のスピードが速いためです。
増殖というのは、感染したウイルスが、人間の細胞に入って、自分のコピーを大量に作ることです。
一つのウイルスが1日たつと、約100万個に増殖します。
このため、全身を使って熱を出して体を守るように働くのです。
敵の攻撃力が高いので、防衛力の上げ方も早く、熱の上がり方が急激なのです。

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高熱・関節痛などの症状が長く続くと、肺炎などの合併症をひきおこすこともあります。
緊急時、高熱を下げたいときには、首の周り、脇の下、そけい部(太もものつけ根)、へその上(ここが一番太い)を冷やすのが効果的です。
これらは、太い血管がある部分ですから、より多くの血液が冷え、素早く体温が下がります。
緊急時には、脳の温度がかなり上がっている可能性があります。
脳は、電気仕掛けなので、温度が上がりすぎるとショートしてしまいます。
おでこを冷やすのではなく、頭蓋骨を冷やし、脳の温度を下げる必要があります。
このような緊急時の場合は、氷のうや、氷枕の大きなもので、頭蓋骨を冷やさないといけません。
体温を温めたり冷やしたりするときには、血液に注目します。

体がだるくなる(倦怠感・疲労感)のは、ウイルスとの闘いにエネルギーを使っているからです。
あまり動いちゃダメだよ。他でエネルギーを使うからね。
という、サインです。
だるくなったら、体が安静を求めているサインです。

十分熱が出た後は、体温を下げるために、汗が出はじめます。
汗が出るのは、風邪やインフルエンザが治りかけてきた証拠なのです。
しかし、体力も消耗して、さらに脱水状態に近いため、大量の汗をかかないようにしましょう。
無理やり汗をかくのではなく、水分補給を中心に考えましょう。
こまめな水分補給が大切なのです。
スポーツドリンクは、体内に吸収されやすく、栄養素(カロリー)も含まれているのでおすすめです。

●風邪とインフルエンザが冬に流行る理由
①空気の乾燥
②ウイルスの増殖に適した湿度
風邪をひいた人のくしゃみや咳によるしぶき(飛沫)の中にウイルスはいます。
夏は冬に比べると、湿度が高く、空気中に水滴が多いので、ウイルスの周りに水が付きます。
水滴の重さで空気中のウイルスがすぐに落下します。
ですから、湿度の高い夏場は、空気中のウイルスが少ないため、風邪やインフルエンザにかかりづらいのです。
一方、冬場には、水滴や湿気がなくなるため、ウイルスが水滴に当たらず、空気中を長く漂います。
冬場は湿度が低く、空気中のウイルスが多いため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
1回のくしゃみで出るしぶき(飛沫)の数は、100万個、咳で、10万個です。
③日が出ている時間が短い
日光に当たることによって、体内でウイルスの感染を防ぐ物質が作られます。
体の中には、ビタミンDがあり、食べ物でもとれますが、大部分は、皮膚が太陽の光に当たることで活性化されます。
ビタミンDは、骨粗しょう症に良いと聞きますが、免疫に関係しています。
ビタミンDが活性化されると、体の粘膜や白血球に抗菌ペプチドと呼ばれる細菌やウイルスをやっつける成分が作られます。
日光浴によって、体内のビタミンDを活性化させることは、結果として、ウイルスを倒す抗菌ペプチドが作られ、インフルエンザにかからないために大切なことなのです。
紫外線を浴びすぎると危険といわれます。
しかし、過剰な日焼けをしない程度の適度な日光浴は、逆に免疫力を高めるといわれます。
目安は1日20分~30分の日光浴で、ビタミンDは活性化されるといわれています。
冬なので、肌を出しての日光浴は難しいと思われますが、手だけの日光浴(手のひらでも良い)でも、十分インフルエンザ予防に期待ができるそうです。
食事としては、椎茸がおすすめです。

子供がインフルエンザにかかりやすいのは、感染した経験がないために、免疫が少ないためです。
免疫は獲得していくもので、獲得免疫と呼ばれます。
パトロール中に抗原提示し、サイトカインを介して病原体と闘った細胞が、記憶細胞となり、素性や戦力を抗原として記憶します。
小さい時に色々なものにかかることによって、様々な免疫が備わって、大人になるとかかりづらくなるとされます。

免疫ができたという免疫記憶は、長く持続するといわれます。
2009年に新型インフルエンザが流行りましたが、あのウイルスは1918年頃に、世界的に大流行したスペイン風邪のウイルスと非常に似ていました。
80歳~90歳のお年寄りたちは、過去の免疫が残っていたため、高齢者の死亡者が少なかったのです。

では、何故、毎年のようにかかるのかというと、風邪もインフルエンザも非常に変化、変異しやすいのです。
ですから、過去にできた免疫が通用しないということなのです。
ウイルスの生存競争は非常に激しく、生き残れるウイルスは一種類です。
新しいウイルスが流行すると、前のウイルスが消えてしまいます。
インフルエンザにかかったり、予防接種で免疫ができると、それをすり抜けるようなウイルスができます。
自分と同じ子孫を作っていたのでは、免疫にやられてしまうからです。

高齢者の場合は、インフルエンザにかかると危険といわれます。
これは、体の免疫力が低下していて、熱が出ないことがあるからです。
熱がでないため、かかったことに気づかすに合併症をおこし、重症化してしまうことがあります。
特に65歳以上の人は要注意です。
熱が出ないため、インフルエンザなのか、判断が難しいですが、一つの目安としては、冬の時期に関節痛などの症状が全身に現れた場合は、インフルエンザの可能性があります。
喉の痛みや筋肉痛、体のだるさも合わせてあると、インフルエンザを疑い、病院へ連れて行ってあげましょう。

予防接種を受けると、完全に感染しないとも限りませんが、かかったときに軽くすむ(重症化予防)といわれています。
重症化とは、インフルエンザウイルスが、体の中で増殖し過ぎて、肺炎や脳症につながることです。
予防接種は、死んだウイルスを体の中に入れることです。
これで、抗体が作られて、増殖を防ぐのです。

インフルエンザにかかってしまった場合は、48時間以内に病院に行ったほうが良いとされます。
これは、薬の効き目が弱くなるからです。
病院で出される薬は、ウイルスの増殖を抑える薬で、ウイルス自身をやっつけるのではありません。
増えてしまったところで、増殖を抑える薬を飲んでも、効き目が薄くなるからなのです。
48時間~72時間で、ウイルスの量はピークをむかえます。
ですから、増殖し過ぎる前に薬を使えば、発熱期間が1日くらいは短くなります。
解熱後、2日間は外出を控えましょう。

●ウイルスの感染経路
①くしゃみなどのしぶきによる飛沫感染
くしゃみによるしぶきは、2メートル以内で飛び散ります。
咳やくしゃみをしている人の、2メートル以内には近づかないようにすることが良いでしょう。
電車の中で、感染リスクの比較的少ない場所は、入り口の側に立ち、窓のほうを向ける場所です。
駅に着くたびに、扉の開閉があるので、空気の入れ換えがされるため、良い理由の一つになります。
飛沫感染を予防するには、飲食店でも、窓側を向いたカウンター席などを選ぶのが良いでしょう。
②接触感染
ウイルスが付着した物に触れて感染します。
③粘膜感染
耳や目をウイルスが付いた手で触ったり、ウイルスが耳や目から入ることによって感染します。

●風邪、インフルエンザの予防
喉を温める。
喉の温度は、もともと体温よりもやや低い、約33~34℃です。
そのくらいの温度は、ウイルスの増殖に最も適した温度なのです。
冬場の寒い時期に冷たい外気を吸い込むことで、鼻や喉の上気道の温度が、33℃くらいになりやすいのです。
マスクをして保温したり、温かい飲み物を飲んだり、首にマフラーなどを巻くのも予防になります。

乾燥して、湿度の低い状態を避けるために、水分の摂取をする。
一日に必要な水分量
体重(kg)×30=1日に必要な水分量(ml)です。

手洗いをする。
ウイルスが付いた手で、目や耳を触ることによっておこる粘膜感染を防ぎます。
手に付いたウイルスは、1週間くらい生きていられます。
爪の間は手のひらでこすり、指の間はねじりながら、手首や手のひらなどは、シワを伸ばしながら洗います。

うがいをする。
うがいは、喉に着いたウイルスを洗ってくれるため、非常に良いとされます。
まず、口の中をゆすぎ、ウイルスを洗浄します。
次に上を向き、ガラガラ震動させます。
その後、左右に頭を傾けながら、喉の左右まで、ウイルスを洗浄します。(各10秒ほど)
ちなみに、インフルエンザを予防するためには、うがいは20分に1回しないと効果が期待できないそうです。
インフルエンザウイルスの特性を考えると、喉の粘膜に付着するとすぐに細胞に侵入してしまい、細胞に入るとすぐに増殖をはじめるからです。

口呼吸をしない。(鼻呼吸のほうが利点が多いため)
鼻の中は入り組んでいて、加湿、加温することができます。
鼻毛や鼻水などでのブロックができますので、キレイな空気を取り込むことができます。
それに比べて、口呼吸は唾液程度しかありませんので、冷たく乾いて汚れた空気を直接取り込むことになります。

固いものや、ガムを噛んだりして唾液を増やす。
唾液には、様々な物質が含まれ、殺菌・抗菌作用があります。
唾液があることで、口の中が清潔に保たれます。
唾液がたくさん出ると、ウイルスを洗い流すことができます。
口の中に入ってきたウイルスを唾液で絡め取ることができます。
唾液はネバネバしていて、ウイルスを絡め取り、胃の中に落とし込みます。
胃の中には胃酸があり、胃酸でウイルスを退治できます。

朝起きたらすぐに、口腔ケア(歯磨き)をする。
寝ている間は、唾液が減り、ばい菌が繁殖しやすいため、口の中にいる菌が出す酵素が粘液を傷つけます。
傷つけられたところには、ウイルスが付着しやすいのです。

睡眠時間をとる。
ノンレム睡眠のときに、成長ホルモンが分泌され、免疫力があがります。
7~8時間が、適度な睡眠時間とされます。

部屋の換気はあまりしないようにする。
部屋の中の湿度が40%を下回ると、ウイルスが空気中を30分以上漂います。
冬場は空気が乾燥しているので、換気することによって、湿度が40%以下になってしまい、空気中にウイルスが漂っている状態をつくってしまいます。
部屋を密閉している場合は、湿度が40%以上に保て、ウイルスは床に落ちます。
換気をすることで、湿度が下がり、せっかく落ちていたウイルスが舞い上がってしまいます。
床に落ちたウイルスは、舞い上がらないように拭き取りましょう。
ホコリの掃除~アロマ+ビネガースプレー

ただし、風邪の人が室内に入ってきた時や、風邪の治りかけの時には換気をしましょう。

加湿器を使う。
棚の上などの高い位置で、鼻と口の高さに置きましょう。
フィルターのカビ予防のため、こまめな掃除をしましょう。
水は、菌の繁殖を防ぐために、塩素の入っている水道水が適しています。
アロマでお風呂の防カビスプレー~大掃除を楽にするために~

風邪の引きはじめには。みかんなどのフルーツは、カリウムを多く含みますし、体を冷やし、利尿作用もありますので、控えめにしましょう。
治りかけのときには、おすすめです。
おかゆやうどん、温泉たまご、卵酒などの消化の良い食べ物は、弱った胃腸でも消化してくれて、風邪予防につながります。

最近は、インフルエンザに梅干しが良いといわれています。
梅酢の成分の中に、梅酢ポリフェノール(エポキシリオニレシノール)がウイルスの増殖を抑えたり、感染力を弱める働きがあるとされます。
これを使った安全な消毒液やうがい薬の開発に期待されています。
梅干し茶は、梅酢ポリフェノール+お茶のカテキンで、より効果が期待できます。

●免疫系に有効に働く精油
ユーカリ・ラディアタヴィンツァラ、ニアウリCT1、ティートゥリーレモン、シナモン・カッシア、タイム・ツヤノール、パルマローザローズウッドなど

●抗ウイルス作用のある精油
タイム、オレガノ、マジョラム・ウインター、シナモン・カッシア、レモンラヴィンツァラローズウッドローズマリー・シネオールなど

 

 

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